山帰来のひとりごと/第五夜(裏)「もったいない料理」
もったいない料理 その1
かぶの茎のお浸し鍋に湯をわかし塩を少々入れる。その中でかぶの茎をサッとゆがく。
冷水でさましザルに打ち上げる。
器に盛って合せだしをかける。
かぶの白さと、茎の青さ、シャキシャキとした食感、口の中に広がる蕪の香がたまらなく冬の味がする。
ちょっと箸休めにいかがかな?
もったいない料理 その2
蕪の皮の塩もみ
かぶの皮と面取りしたへたはボールに入れ、最初はかるく、少しづつ指に力を入れもむ。
しんなりとしたら器に盛り柚子を添え黒胡麻をちらす。
野菜も果物も皮と実のあいだが美味い。
見てくれを大事にして皮を捨ててしまうがもったいない!
もったいない!!
ちょっと手を加えてもう一品いかが?